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大分県大分市の精神科・心療内科・内科・歯科

〒870-0843 大分県大分市大字大分4772番地2

TEL.097-543-2366 FAX.097-543-0664

帆秋病院帆秋病院

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受診相談097-535-7220

レカネマブ(レケンビ点滴静注)治療について(初回投与施設)

令和6年5月13日現在


当院では、令和512月に発売された新しいアルツハイマー病治療薬であるレケンビの令和66月以降の投与開始を目指して準備を進めております。
レケンビ治療を希望される方の受診から投与までの流れについてご説明いたします。


1.レカネマブ(レケンビ)投与までの流れ

初回〜3回目の診察で、認知症の鑑別診断を受けていただきます。
(完全予約制:ご本人の生活・症状を把握しているご家族の同伴が必要です。)

血液検査、心電図、神経心理検査、頭部MRI検査等を受けていただき、診察を行います。

レケンビの投与対象は、アルツハイマー病による軽度認知障害(MCI)または初期のアルツハイマー病(MMSE22点以上)に限定されております。


3回の診察でレケンビ治療が選択肢と判断された場合、「アミロイドβの蓄積を調べる検査(アミロイドPET検査)」を大分先端画像診断センターで予約、実施します。(4回目、PETのみ)


レケンビの投与には、検査にてアミロイドβの沈着が認められることが必須となっております。

認知症が進行している場合や、アルツハイマー病以外の認知症の場合、MRI検査においてレケンビ投与の禁忌に該当していると判断された場合は投与対象外となり、従来の認知症治療、進行予防策について説明を行い、レケンビ治療以外の従来の認知症診療の継続をご検討いただくこととなります。

 

2.検査結果について

アミロイドPET検査結果は、5回目の受診で当院にてご説明いたします。
アミロイドβの沈着を認めた場合、医師から検査結果とともに、レケンビ治療の選択も含め、効果と副作用リスクを改めてご説明いたします。

【 レカネマブ(レケンビ点滴静注)の投与スケジュール】

外来にて2週間ごとに1回点滴を行い、投与後は院内にて安静にお過ごしいただきます。

・投与後は、脳の腫れや出血などの副反応が生じる可能性があるため、定期的なMRI検査(投与2か月、3か月、6か月、1年、1年半)を受けていただきます。

6か月以降はフォローアップ投与施設での投与をお願いすることがあります。

・最大の投与期間は原則18か月(投与回数は39回)までです。

 

3.費用について

本剤の投与や諸検査(MRI検査、アミロイドPET検査等)には医療保険が適用されます。

また、高額療養費制度が適用される区分の方は、限度額認定証の申請が必要となります。

患者様の診療内容、所得により負担上限額が異なりますのでご注意ください。

2回目の診察時に詳しい資料をお渡しします。

 

4.ご予約・お問い合わせ

レケンビ治療についての受診相談・お問い合わせにつきましては、帆秋病院の地域連携室へご相談ください。
TEL097-535-7220 (担当:地域連携室 山本・荘司)


     
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