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帆秋病院の創立は、創立者の帆秋穐誉が昭和13年に岡山医科大学(現 岡山大学医学部)を卒業後、大陸に渡り、旧関東軍の嘱託医師として軍医学校の教官をしていましたが、まもなくして終戦になり、シベリアに抑留されました。その後に郷里の大分市に引き揚げ、昭和23年9月20日大分市鶴崎の森町で内科・小児科 帆秋医院を開設したことに始まります。
帆秋穐誉は日常診療を行っていく中で精神科医療の必要性を痛感し、精神科医にならんと思い、昭和29年母校の岡山大学医学部精神科に入局しました。学位を取得後、昭和31年大分市城崎町において精神科・神経科診療所帆秋医院を開設し、昭和32年8月23日には大分市元町の現在地において帆秋病院を開設しました。
昭和33年9月には医療法人至誠会を設立し、院長の帆秋穐誉は医療法人の理事長に就任しました。
昭和57年に2代目院長帆秋孝幸が就任し、平成3年に理事長に就任しました。
平成29年に私、帆秋伸彦が3代目院長に就任し、平成30年12月に理事長に就任しました。
昭和63年には高齢化社会の到来を見据えて大分県初となる介護老人保健施設「健寿荘」を開設いたしましたし、精神障害者の地域復帰の施設がなかったため、平成14年に精神科グループホーム「誠心寮」を当院に隣接した場所に開設しました。その他には平成20年に女性の社会進出や子育て支援を推進する目的で当院に併設して「さくらんぼ保育園」を開園しました。
このように帆秋病院の歴史を紹介してきましたが、私どもは「誠実・信愛・奉仕」を理念として地域から愛され、患者さんやご家族から信頼を受けますよう奉仕の気持ちを忘れずに、医師をはじめとして看護師、薬剤師、作業療法士、公認心理師、栄養士など多職種の職員が情熱を持ってチーム医療に取り組んでまいりました。
平成27年4月に、高規格道路庄の原佐野線の工事拡伸のため当病院は立ち退き収容となり、新たにこの場所に新病院を建設する運びとなりました。それに伴い病院の併設施設として、メモリアルホール(体育館)、グループホーム誠心寮、院内保育園のさくらんぼ保育園を新築いたしました。
新病院には免震構造を取り入れ、また医療設備には認知症診断確定補助のための3テスラMRI、16列マルチヘリカルCT、高機能の脳波計、うつ病治療の高照度光療法室、不安神経症治療目的の森田療法室などを整えると共にデイケア室、作業療法室、理学療法室も完備しました。
また、平成29年10月に社会福祉サービスを計画立案する相談支援事業所「チャレンジ」を、12月に就労継続支援事業所「サニーファーム」を開設しました。
今後も、精神科医療に加え介護や福祉にも力を注ぎ、患者様に寄り添い、患者様、ご家族から信頼を頂けるよう地域医療に貢献できればと願っております。何卒よろしくお願い申し上げます。
医療法人至誠会理事長
帆秋 伸彦